映画に代わる娯楽って読書だと思う


映画を見に行きたいなと思って気づいたこと。それは、しばらくは映画を見に行けないという現実。アカチャンを預けて三時間ほど自由にできるなら美容室に行くし、映画を見に行くって生活に余裕のある人しか出来ない娯楽だったのね。

そんなハマ子は、毎週火曜日にTBSラジオのたまむすびで町山智浩さんの映画コーナーを聞くのを楽しみに過ごしています。

町山智浩さんが好き+映画を見に行けない=「未公開映画を見る本」を読む

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にわかには信じがたいアメリカ社会のいろんな問題を暴くドキュメンタリー映画を紹介する内容の本で、唖然とする内容が多い。この中から映画で見たいなと思うものが五本くらいあったけど、放送した番組のネット配信はもう終了しているようで残念。

この本を読むとイスラム情勢やアメリカの政治経済のニュースがぐんと分かりやすくなるので、夏休み中の中高生には是非お勧めしたいなあ。


だけどドキュメンタリー映画ばかりを取り上げた本だからなのか、読了しても「映画が見たいなあ。私もアナ雪でレリゴーしたいなあ」と思う気持ちが収まらず。何か面白い本はないかとリブロをブラブラしていると、東野圭吾さんの新刊を発見!

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これが大正解でした!育児の疲れも吹き飛ぶほど、寝る時間も惜しいほどの面白さ。東野圭吾さんの小説には必ず人生において大切な問題をテーマにしてあるけど、「虚ろな十字架」の大テーマは死刑制度でした。それに合わせて思春期の恋愛を思い出させられたり、親の責任について考えさせられたりと、色んな意味で胸が痛い内容でした。

「パラドックス」は内容はSFだけど、映画インセプションに通じる面白さがありました。本を読みながら頭の中で繰り広げられる映像はまさにインセプションの世界で、この小説は下手に映像化しないで文章で読んだほうがよっぽど面白いと思いました。私の中で、映像的にも小説が映画を超えた作品です。

ということで「パンがなければケーキを食べたらいいじゃない」よろしく「映画を見に行けないなら本を読めばいいじゃない!」


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